遠視

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遠視とは/遠視の補正/遠視の手術の手順/

遠視とは

遠視とは、目の異常の一種です。
遠方から目に入ってきた光線が屈折する過程で、調整がきかずに網膜のうしろで焦点が合ってしまい、その結果ピントが合わないという現象が起きます。
一般的に年齢が低いと遠視状態であることが多く、年齢が高くなるにつれて近視の兆候が現れます。
遠視や近視のない正常な状態では、5メートル以上の遠くを見ているときには目の調整に使用する筋肉を働かせることはありません。
しかし、遠視の状態では、遠くのものを見ているときにその調整筋肉が自動的に使われるようになってしまっています。
常時目の筋肉を使っているということになるため、眼精疲労や肩こりの要因になりやすいと言われています。

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遠視の補正

遠視の補正には、コンタクトレンズやメガネを使用します。
いずれも、入浴時やプールなど水場では装着できないため、日常的に不便になってしまうことが難点ですが、習慣として慣れてしまえば気になることもないでしょう。
しかし、職業的な問題や生活習慣などから、コンタクトレンズやメガネを使用した遠視の補正が煩わしいと感じる人も少なくはありません。
そこで、遠視の補正という考え方ではなく、遠視の治療という考え方で行う「レーシック」という方法が近年注目されてきています。
レーシックは、目にレーザー光線を照射して行う眼科手術のことで、一度おこなえばもうコンタクトやメガネによる補正は日常的に必要なくなります。
費用は多少高額となりますが、長年のコンタクトやメガネのケアを考えれば、割安といえるかもしれません。
眼科でレーシックを取り扱っているところに相談し、医学的な説明を受けた上で、十分な納得をしてからレーシックを実施しましょう。

遠視の手術の手順

遠視の手術の手順を説明します。
まずは、点眼にて麻酔をし、目を消毒します。
特殊器具でまばたきができないように固定され、麻酔が効いたら角膜を削っていきます。
角膜をめくり、レーザーを照射することによって角膜の中の部分の形を変えることにより、視力矯正をします。
角膜を元に戻し、炎症が起こらないように目薬をさし、1時間ほど安静にしています。
以上がレーシック手術の手順となります。
実際に手術が行われる時間は、30分以内であることが多いそうです。
しばらくは視界がぼやけて見えるので、自動車の運転はできませんから、公共交通機関で来院することが必要です。
レーシック手術以外にも、CK手術という角膜周辺にラジオ波を当てる手術もありますので、メスを入れたくないという方にはよいかもしれません。
いずれにしても、遠視回復をするためには手術という多少なりともリスクを伴う方法を選ぶか、コンタクトレンズやメガネを使用していくかどちらかを選ぶことになります。
また、コンタクトレンズも使用方法を誤ると、目の病気になりやすいとも言われていますので、大切な目をこれ以上悪くしないために、日頃から細心の注意を払いたいものです。

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